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税金情報&お知らせ
【無料税金相談】投資かつ節税対策で有効な確定拠出年金iDeCo(イデコ)について教えて下さい
【Q】
昨年、山下さんに中小企業経営者の節税対策としてススメられた小規模企業共済に入りました。
現在、投資且つ節税対策として確定拠出年金iDeCo(イデコ)の検討をしています。
山下さんは確定拠出年金iDeCoをやっていますか?
やっている場合、どのような銀行、商品名について教えてください。
またやっていない場合、加入しない理由について教えてください。
【A】
もくじ
◆イデコとは?
国の財政もだいぶきつくなったようです。
僕も何度も言っていますが、これからは『自己責任』の時代になります。
そのため、国は個人の老後の年金まで面倒をみてくれません。
このイデコの動きもその一つでしょう。
僕は、これらの改正は大賛成です!!
イデコの概要は、この辺りのホームページでご確認下さい。
また、詳しくはAmazonなどで「イデコ」と検索して、いくつか本を読まれるといいでしょう。
僕は概要をほとんど知っているのであまり読んでいませんが。
◆山下はやっているのか?
では質問ですが、『やっていません』というのが回答です(*^_^*)
というのも、僕は大して税金を払っていませんからね(笑)
別に脱税をしているわけでは無く、キチンとした節税で!
以前も話しましたが、僕は1年から2年先を見ながら、計画的に節税しています。
それは、個人の所得、嫁さんの所得や働き具合、家族構成などはある程度想像できるからです。
そして、それに合わせて働き方を調整して、税金もうまい具合に調整しています(^-^)v
だからイデコに入る必要はないのです。
さて、ここで勘違いしている人が多いのですが、これらに加入する際に目的が『節税』になってはいけないということです。
会社経営で僕が考える大事なことで『すぐ使えるお金をどれだけ持っているか?』というのが僕は重要だと考えています。
そのため、無理して節税←(これ大事です)をする必要は無いと思っています。
最低限は必要ですが。
だから僕は、キャッシュが出ていかない節税をオモイッキリやっているので(笑)、イデコなどで節税をしなくてもいいのです。
例えば、イデコの掛金は月額68,000円(自営業の場合)です。
年間にすると816,000円になります。
では利益が出たからと言って、最大816,000円の掛金を払うかと言われると僕はそうしないでしょう。利益の額にもよりますけどね。
1億円利益(所得)があれば最大額の掛金を払うとは思います(*^_^*)
ただ皆さんがやるのが、利益が300万円くらいしかないのに、この最大の掛金を払おうとしている人が多いのです。
300万円くらいだったら、控除とかもあるから税率は所得税・住民税合わせても最低税率の15%くらいでしょう。
816,000円の15%で約12万円です。
この12万円を大きいと思うか、小さいと思うかは人それぞれです。
ただ僕はそこまで大きいとは思いません。
それをお金の流れを見て確認してみましょう。
1.節税した場合
お金 ▲816,000円
節税額 +122,400円
差し引き ▲693,600円
↑
この分の『お金』は手元のから減っています。
2.節税しなかった場合
お金(税金) ▲122,400円
※上記節税ができなかったと仮定した額
↑
この分だけが、手元からお金が減ったことになります。
上記2つの差額は、節税しなかった方が571,200円手元に多くお金が残ったことになります。
ここでは将来もらう年金などは加味しておりません。
僕が言いたいのは、上記計算のように『手元のお金』をどれだけ残しておくかが重要だということです。
それを僕は『手元のお金の自由度を上げる』と言っています。
会社経営、はたまた人生において、お金は大切な存在です。
無いよりも、あった方がいいのは確かです。
節税になるからと言って、あれもこれもやるのは僕はオススメしません。
ただ、イデコはやる価値はあるのでぜひやって見てくださいね。
◆山下がやっているのは?
僕は、イデコと同じ仕組みで積立投資はやっています。
前回の記事にも書いたものです。
これは節税にはなりませんが、運用益は非課税ですし、NISAの関係もあり、少しづつですが利益も出ています。
僕はそこまで無理して働きたくなく(笑)、そんなに大金が欲しい訳ではありませんからね。
それよりも、たくさん遊ぶ自由に時間の方に重きを置いています。
それを表す、面白い話がありますので、そちらをご紹介します。
『世界のどこかにある何も無い南の島に、スーツを着たセールスマンが最新の家電製品を売りにきました。
セールスマンは、島の人たちに「こんなに便利で素晴らしいモノはない! 文明の利器だ」と力説しましたが、島民は聞く耳すら持ちませんでした。
そのうち、島民のひとりが「こんな所まできて、そんなに仕事してどうしたの?」と話すと、セールスマンは「成績をあげて、出世したい」と素直に答えました。
すると島民は「出世してどうするの?」と聞くと、セールスマンは「高給取りになりたい」と答えたのです。
そこで島民は「高給取りになってどうすの?」と聞くと、セールスマンは「いっぱいお金をもらって、働かないで遊んで暮らすんだ」と答えると、島民は「それだったら、もうやってるよ!」と答えたのです。 』
これを読むと分かりますよね(*^_^*)
だから僕の格言は、『時間と健康と、サムマネー!』です。
ある程度の遊ぶお金があれば、時間と健康の方が優先順位が高いと考えています。
人間の幸せの価値感は人それぞれですなので、押し付けはしませんが。
大切なのは、自分でしっかり考えるとことです。
そして、長期的な計画を立てることも必要でしょう。