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税金情報&お知らせ
【無料税金相談】創業時における魅力的な融資制度は?
【Q】
知り合いが今年3月に起業し、創業時における魅力的な融資制度について相談されました。
山下さん何か良い制度、信頼、実績のない中での融資方法などご意見、アドバイスよろしくお願いします。
【A】
まずはこちらのページを御覧ください。
https://orquestax.com/financing
はい、営業です(笑)
さて営業は良いとして、創業時の融資について簡単に解説しておきます。
創業の場合は、2つの融資方法に分かれます。
1つは日本政策金融公庫、もう1つは、お住まいの都道府県や市が保証協会と提携している制度融資です。
日本政策金融公庫の場合は全国なので、どこにお住まいでも利用できるでしょう。
◆新規開業資金(日本政策金融公庫)
https://www.jfc.go.jp/n/finance/search/01_sinkikaigyou_m.html
また保証協会の制度融資は、お住まいの地域で異なりますので調べてみて下さい。
僕が住んでいる福岡県・市では以下のような制度がありました。
◆新規創業資金(信用保証協会・福岡県)
http://www.pref.fukuoka.lg.jp/uploaded/life/262602_52582537_misc.pdf
◆創業支援資金(信用保証協会・福岡市)
http://www.city.fukuoka.lg.jp/keizai/keieishien/business/syohizei_2_2_4.html?js-hash=sougyou
東京都であれば、このような融資制度があるようです。
◆創業融資(事業開始前)
http://www.cgc-tokyo.or.jp/institution/cgc_sogyo_before_H30-4.pdf
◆創業融資(事業開始後)
http://www.cgc-tokyo.or.jp/institution/cgc_sogyo_after_H30-4.pdf
Googleで、「創業融資 地域名 保証協会」などと検索すれば、見つかると思います。
分からなければ、商工会議所に尋ねてみましょう。
ただひとつ気になるのが、質問で「信頼、実績のない中で」という部分です。
融資の場合はこれがないとそもそも融資を受けられません(笑)
実績は、その業種を何年間やっているとか既に顧客がついているなどの、実績は必要です。
たまにいらっしゃるのが、ご自身が勤めていた業種とは全く違う業種で起業する場合です。
その場合、創業融資を受けるのはかなり厳しいと思った方が良いでしょう。
FCなどであればあり得るかも知れませんが、絶対ではありません。
よく考えてみてください。
僕が税理士事務所で働いていて、「独立してラーメン屋をやる予定なので、2,000万円融資して下さい!」と言われて、お金を貸す人がいるでしょうか?!(笑)
やったことがない業種で、これから流行りそうな仕事だからという理由だけで、皆さんはお金を貸しませんよね(*^^*)
僕だったらできないなぁー。
このような場合は、事業計画をしっかり作って、お金を持っている人から「資本を出資してもらう」ようにもっていくしかないでしょう。
次に大事なのが「信頼」です。
上記で紹介した融資は、日本政策金融公庫の場合は国の銀行みたいなものですし、都道府県や市がやっている制度融資は、地方が絡んでいます。
という事は、税金を滞納している人は絶対に借りられないということです。
また、確定申告もしていない、源泉徴収票も無いだと絶対に無理でしょう。
これも想像がつくかと思います。
国や地方の経済が発展するために創業する人に対して、特別に融資するということです。
創業するという事は、利益を生み出しますし、雇用を生み出す可能性もあるでしょう。
そうすれば国や地方は税金という形で投資の回収ができるため、特別に融資枠を設けているのです。
このような制度であるため、そもそも税金を滞納していたりする人には融資するはずがありません(笑)
また日本政策金融公庫の場合は、電気代やガス代等の公共料金の支払いも見ていたこともありました。
このように当たり前に払うべきものを払っていない人は「信頼」できませんので、融資は難しいのです。
この「信頼と実績」がきちんとクリアできて、事業計画があり、自己資金も少なからずあれば、創業融資の可能性は高まります。
ぜひ融資制度うんぬんではなく、信頼と実績の方に目を向けてください。
お金なんて信頼があれば集まるんですからね(*^^*)